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スウェーデンの材と構造
  
世界レベルの断熱性能
  
外壁をつくる専門工場
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現場で住宅を「組み上げる」
  
住環境という性能
住宅の構造材となるレッドウッド(パイン)やホワイトウッド(スプルース)は、
寒さの厳しいスウェーデンで育ったものを使用しています。
寒い地方で育った材は、ゆっくりと育つため、年輪が緻密です。
スウェーデンは、国土の大部分が森林であり、起伏が少なく平らです。
森林というと、暗いイメージがありますが、スウェーデンの森は、
植林が多く、木の間隔や、不要な枝の伐採など整備も行き届いているため、
明るく、まるで、おとぎの世界のようです。
そんな環境で育った木は、真っ直ぐと成長していきます。
年輪が緻密で、真っ直ぐな材・・・
これが、スウェーデン材が良質といわれる「ゆえん」です。
スウェーデンの植林計画は、使った分に対し、少し多めに
新しい木の苗を植えて行きます。こうすることで、この先ずっと、
自然の恵みから材を受給でき、木の住まいを作り続けることができるのです。
年輪が緻密で、真っ直ぐな材を、住宅の構造材として使うには、
材をしっかりと乾燥させなければいけません。
伐採したての材は、多くの水分を含んでいます。水分が多いと、
材が曲がったり、ねじれたりしてしまうため、構造材としての
性能と品質が確保できないのです。
スウェーデンの規格断面にカットされた後、材は、大きな乾燥室に入れられます。
そのまま乾燥すると、材が割れてしまうので、高温の蒸気を回しながら、
材の水分を、材芯から徐々に抜いていきます。
住宅の構造材として使うためには、
材の含水率(材に含まれる水の割合:重量比)を、約1週間かけて、
14〜16%まで下げます。(ヨーロッパ基準は、16%以下)
ちなみに、窓やドア用の材は含水率を10〜12%、
家具用の材は含水率を8%程度まで、さらに時間をかけ下げています。
スウェーデンの住宅構造は、日本でいう、枠組壁工法に相当します。
枠組壁工法とは、ツーバイ工法のような、枠組材で壁を構成し、
合板などの面材で、「箱」を形成するため、地震に強いのが特長です。
ツーバイ工法は、枠組材が、38x89mm(2x4)を基本としていますが、
スウェーデンの枠組材は、断面が、なんと45x195mmもあります!
しかし、断面が大きいから、地震に強いわけではありません。
日本の在来工法では、地震などの水平力に対して、「筋交い」
で対抗しますが、枠組壁工法では、「面材」で対抗します。
あくまで、地震に対する強度は、「面材」によるのです。
では、この大きな断面のメリットは何か?というと、
それは、壁の中に、たくさんの断熱材を充填できること。
そして、耐久性が上がること。この二つが主なメリットです。
実際には、もっと奥行きのある枠組材を使用したり、
外壁の内側や外側にも、枠組材を付加することで、さらに壁厚を増やし、
より多くの断熱材を充填した外壁仕様が展開されています。
外壁を構成する枠組材(たて枠)の間隔は、600mmです。
600mm間隔のたて枠で上階の荷重を支えていますが、
この間隔より幅広の窓やドアを取り付けるためには、日本では、
「まぐさ」と呼ばれる横梁を、各窓の上に取り付け、上階の荷重を
窓両側のたて枠に流し、窓に荷重がかからないようにします。
しかし、スウェーデンの住宅構造は、「通しまぐさ」といって、
窓やドアのある外壁ブロックの上部全体に、この横梁を取り付けています。
「まぐさ」が窓やドア毎ではなくて、ブロック全体に通されているので、
「通しまぐさ」と呼ばれているのです。
では、この「通しまぐさ」と窓の自由度、一体どんな関係があるのか?
というと、この外壁ブロックの中(通しまぐさの下)であれば、
現在よりもっと大きな窓やドアを、将来、取り付けることも可能な
自由度を持った、非常に合理的な構造なのです!
新築時は、あまり関係がありませんが、住宅を100年以上使い続けている
スウェーデンならではの発想と構造と言えますね。
トラス屋根とは、三角形を基本構造とし、主に軸力だけで、
柱のない大空間が可能な屋根構造なので、構造材も断面が小さくて済みます。
しかし、スウェーデンのトラス屋根では、外壁と同じ、45x195mm
もある断面の材が使われています。
この大きな断面のメリットは、外壁と同じで、
屋根断熱の場合、たくさんの断熱材を充填できること。
そして、耐久性が上がること・・・です。
強度だけを考えれば、もっと材の断面は小さくて済みます。
でも、断熱材をたくさん充填できること、100年以上耐えられること、
そういった要素も考慮すると、実に、合理的な構造と言えるのです。
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